大きな現場の年次点検のお手伝いに行ってきました。
今回はリレー試験の測定器操作を担当しました。
試験したリレーは
- 51(過電流リレー)
- 27(不足電圧リレー)
- 漏電リレー
です。
51と27は、いつも通りの試験方法で特に問題なく終了しました。
漏電リレー試験で大変だった点
漏電リレーは4台ほどありましたが、配線がなかなか大変な現場でした。
簡単な構成の現場であれば、
ブレーカー2次側の1か所から電源を入れれば、すべてのリレーに電源が供給されることもあります。
しかしこの現場では、
それぞれの漏電リレーが、対応する変圧器の幹線から電源を取っている構成でした。
そのため通常のやり方だと、
- 各リレーのバック端子の電源配線を外す
- しかもバック端子の前にはアクリル板があり、それも取り外す必要がある
という状況でした。
時間が限られている作業なので
- 手間を増やしたくない
- 配線を外すことで、戻し忘れのリスクも高くなる
という不安がありました。
先輩がやっていた別の試験方法
そこで、一緒に作業していた先輩が別のやり方で試験をしていました。

この現場では、次のような方法を取っていました。
電源供給側
- VメーターをOFF
- 安全用のヒューズを抜去
- Vメーター切替スイッチの裏側から試験用電源(AC100V)を供給
トリップ側
- 漏電リレーの補助リレー本体を外す
- 試験器トリップ線を、補助リレーのトリップ対応箇所(補助リレーが付いていた台座の端子)へ接続
既設回路を切り離した状態で、
試験用電源と試験器のみで単独動作確認を行う方法です。
試験はスムーズに完了
この方法のおかげで、
- バック端子の配線を外す必要がない
- アクリル板の脱着も不要
- 戻し忘れのリスクも減る
結果として、試験はとてもスムーズに終わりました。
応用が効く配線を覚えていきたい
作業後に先輩へ
「どうやったら、こんなやり方を思いつくんですか?」
と聞いてみました。
すると、
長年の経験からだよ。
あとは、配線がどこを通っているかを勉強しておくといい。
と言われました。
今回の試験配線は、
リレー本体に直接配線する基本的な方法ではなく、回路全体を理解した応用的なやり方でした。
スキルを上げるためにも、
こうした応用の効く試験方法も少しずつ覚えていきたいと思います。

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