年次点検の応援依頼を受けた現場で、デジタルリレー試験を実施しました。
対象は富士電機製 DUTシリーズで、OCR 2台、UVR 1台の試験です。

試験概要
試験はリレー本体を試験ツールにセットして行う単体試験方式でした。
配線がしやすい構造になっており、比較的作業性は良い印象です。
DC制御電源の確認で注意した点
今回一番注意したのは、DC制御電源の供給確認です。
制御電源は試験機側から供給する必要があるため、以下の点を重点的に確認しました。
- 試験対象リレーごとの制御電源種類を取扱説明書で確認
- バック端子でテスタを使用して電圧の有無と種類を確認
- 今回の試験機はDC制御のため、出力されるDCの極性(+-)を事前にテスタで確認
- 試験配線の最終確認を2人でダブルチェック
制御電源を誤って入力するとリレーを破損させる恐れがあるため、何度も確認を行いました。
整定値の確認・変更作業
デジタルリレーの操作にまだ慣れていないため、取扱説明書を見ながら慎重に作業しました。
作業の流れは以下の通りです。
- 試験前に現在の整定値を必ず確認
- 試験条件に合わせて一時的に整定を変更
- 試験終了後に整定を元の値へ復帰
- 整定変更後は「確定操作」を実施
- 電源の入り切りを行い、整定が正しく反映・復帰しているかを確認
整定変更は確定操作をしないと反映されないため、
「変更したつもり」で終わらないよう、電源再投入後の値確認を徹底しました。
今回の作業で感じたこと
試験作業そのものよりも、
事前確認と試験後の確認が最も重要だと改めて感じました。
- 制御電源の種類・電圧・極性の確認
- 配線のダブルチェック
- 整定値の確認と確定操作の確認
これらを丁寧に行うことで、機器破損や整定ミスといった重大トラブルを防ぐことができます。
現場経験としても、とても良い勉強になりました。

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