受託先のお客様から、「離れの建物の電気がつかなくなった」とご連絡をいただきました。
まずはお電話で状況を確認し、分電盤のブレーカーが切れていないか確認していただきましたが、建物内のブレーカーは異常ありませんでした。
原因が特定できなかったため、現場へ向かいました。
【写真:現場の分電盤】

現場へ到着すると、お客様が依頼されていた電気工事業者様が原因調査を進めていました。
作業の妨げにならないタイミングで状況を確認したところ、原因はキュービクルから離れへ送電している回路の過負荷でした。
お話を伺うと、今年の4月頃に大型の冷蔵庫へ買い替えをされていました。
さらに、この日は今年に入って特に気温が高く、空調設備の使用時間も長くなっていたそうです。
その結果、冷蔵庫と空調の消費電力が重なり、離れへ送電している回路が過負荷となり、キュービクル側のブレーカーが動作していました。
幸い、この建物には2系統の回路がありました。
電気工事業者様が負荷電流をクランプメーターで測定し、それぞれの回路に余裕があることを確認したうえで、新しく設置した冷蔵庫をもう一方の回路へ移設する対応を実施しました。
回路変更後は再度負荷電流を測定し、各回路とも問題ないことを確認しました。
これにより、ブレーカーがトリップすることなく正常に使用できる状態へ復旧しました。
夏場は過負荷によるトラブルが起こりやすい
エアコンなどの空調設備は、夏場になると消費電力が大きくなります。
さらに、新しい家電へ買い替えた場合は、以前より消費電力が増えていることもあります。
普段は問題なく使用できていても、暑い日に複数の機器を同時に使用することで、過負荷となりブレーカーが動作するケースがあります。
ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、単純にブレーカー容量を大きくするのではなく、今回のように回路の負荷バランスを見直すことで改善できる場合もあります。
当事務所では、トラブル発生時の現場確認や状況把握を行い、必要に応じて電気工事業者様と連携しながら、安全に設備を復旧できるよう対応しています。
高圧受電設備の保安管理をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

