今回は横浜市の現場で、1987年製の変電設備(キュービクル)の更新工事を実施しました。
更新した機器は下記です。
・LBS(高圧交流負荷開閉器)3台
・OCR(過電流継電器)
・VCB(真空遮断器)
更新工事自体は協力業者様に実施していただき、弊社では下記を担当しました。
・停電、復電操作
・耐圧試験
・OCR試験
この現場では、以前から高圧部の絶縁抵抗値が低い状態でした。
前回の年次点検時の絶縁抵抗値は 6MΩ です。
原因として考えられたのは、屋内キュービクルであるものの、内部にかなり埃が堆積していたことです。
以前からあまり清掃が行われていなかったようで、外部から埃が入りやすい環境だったこともあり、汚れの付着が絶縁抵抗値低下の原因の一つになっていたと考えられます。弊社で清掃を2年に渡り実施しましたが絶縁回復しなかったです。
また、1987年製の設備ということもあり、各高圧機器の経年劣化による絶縁性能の低下も影響していた可能性があります。
VCBについては、投入操作不良も確認されていました。
原因としては、内部グリスの固着による機械動作不良が考えられます。
お客様へ状況をご説明し、
・絶縁抵抗値の改善
・VCBの動作不良改善
を目的として、今回の更新工事をご承諾いただきました。
工事当日は、まず停電前に耐圧試験を実施しました。
弊社にて更新対象回路の耐圧試験を行い、異常がないことを確認しています。
【写真:耐圧試験】

問題なく試験完了しました。
その後、協力業者様にてLBS・OCR・VCBの更新工事を実施しました。
【写真:LBS交換前】

【写真:OCR取り外し】

【写真:VCB交換中】

今回の工事では、LBS3台、OCR、VCBを更新しています。
【写真:LBS交換後】

【写真:VCB交換完了】

【写真:OCR更新完了】

更新工事完了後、弊社にてOCR試験を実施しました。
【写真:OCR試験実施】

OCRも正常に動作し、異常なく試験完了しています。
最後に検相確認を行い、復電しました。
【写真:検相確認】

工事後の絶縁抵抗値は 2500MΩ まで回復しました。
前回年次点検時の 6MΩ と比較すると、かなり大きく改善しています。
また、VCBの投入不良についても、更新により改善することができました。
古い高圧機器は、絶縁性能低下や遮断器の動作不良などが発生することがあります。
弊社では、月次点検・年次点検で不良箇所を発見し、必要に応じて更新工事のご提案、工事立会い、停復電操作、耐圧試験まで対応しております。
横浜市を中心に、車で2時間圏内(東京都内・千葉県等も対応実績あり)で、自家用電気工作物の保安管理業務を行っております。
高圧設備の老朽化、絶縁低下、VCB・LBSの更新をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

