今回は、非常用発電機が設置されている現場で年次点検を実施しました。
非常用発電機は、停電などで通常の電源が失われた際に自動で起動し、必要な設備へ電気を供給するための設備です。
そのため年次点検では、非常用発電機が正常に自動起動・停止することを確認してから、停電作業を開始しました。
非常用発電機の自動起動を確認
お客様へ事前にお知らせしていた試験時間になったところで、まずは非常用発電機の自動起動を確認しました。
発電機に供給している回路のブレーカーを「切」にして、停電を模擬した状態にします。
この操作によって非常用発電機が自動で起動することを確認しました。
続いて、先ほど「切」にしたブレーカーを「入」に戻し、通常の電源が復旧した状態にします。
その後、非常用発電機が自動で停止することも確認しました。
今回は自動起動・自動停止ともに問題なく、無事に試験を完了しました。
【写真:非常用発電機の操作盤を操作しているところ】

停電前に非常用発電機の安全措置を実施
自動起動・停止試験が完了したら、年次点検のための停電作業に入ります。
ただし、そのまま停電すると非常用発電機が停電を検知して自動起動する可能性があります。
点検作業中に意図せず発電機が起動・送電してしまうことを防ぐため、停電前に安全措置を行いました。
今回行った操作は次のとおりです。
・自動モードから試験モードへ切り替え
・発電機から負荷へ送電するブレーカーを「切」にする
・制御電源を「切」にする
・制御電源のブレーカーを「切」にする
・バッテリースイッチを「切」にする
【写真:発電機から負荷へ送電するブレーカーを「切」にした状態】

【写真:制御電源のブレーカーを「切」にした状態】

このような措置を行うのは、停電点検中に非常用発電機が意図せず起動・送電し、作業者が感電するなどの事故を防ぐためです。
非常用発電機は停電時に電気を供給するための重要な設備ですが、停電状態で作業を行う年次点検では、発電機から電気が送られる可能性についても考えておく必要があります。
今回の現場ではキュービクルのすぐ隣に非常用発電機が設置されているため、発電機が起動すれば音でも気づくことができます。
それでも、発電機が設置されている現場では、停電作業前に誤起動・誤送電を防止するための措置を行うことを基本としています。
年次点検終了後に非常用発電機を復旧
非常用発電機の安全措置を行った後、年次点検を実施しました。
点検終了後はキュービクルの復電操作を行い、設備が正常に復旧したことを確認します。
その後、非常用発電機についても停電前に行った安全措置を解除し、通常の状態へ戻しました。
最後に設備の状態を確認し、この日の作業は無事終了しました。
自家用電気工作物の保安管理について
安井電気管理事務所では、横浜市を中心に自家用電気工作物の外部委託による保安管理業務を行っています。
横浜エリアをはじめ、湘南エリアや東京都内での受託・点検経験があります。
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