横浜市の現場です。
以前の年次点検で、非常用発電機の自動起動が確認できなかった現場がありました。
以前の記事はこちらです。
「【横浜市】非常用発電機が自動起動しない原因|バッテリー劣化(18年経過)の点検事例」
年次点検終了後、お客様には発電機業者による点検を依頼しておりました。
その後の月次点検で、改修状況の確認を行いました。
お客様にお話を伺ったところ、発電機業者に点検してもらった結果、バッテリーの不具合が原因で起動しなくなっていたとのことでした。
ただし、まだ改修工事は完了しておらず、
「現時点では起動しないでほしい」
とのご要望をいただいたため、今回の点検では試験運転を省略しました。
現地では、発電機業者様によって安全処置が実施されていました。
【写真:安全処置された非常用発電機】

点検終了後、別の担当者様にも状況を確認したところ、非常用発電機を改修するかどうか検討中とのことでした。
理由を伺うと、この発電機は消防法上の設置義務によって設置された設備ではなく、停電時の備えとして自主的に設置したものとのことでした。
建物の用途や規模によっては、消防法上で非常用発電機の設置義務がないケースもあります。
そのため、今回はこちらから、
「消防署へ確認をしたうえで、今後の運用方針をご検討ください」
とお伝えしました。
非常用発電機は、停電時の事業継続や設備保護の面では大きなメリットがあります。
一方で、長期間使用すると今回のようにバッテリーや制御機器の劣化が発生し、修繕費用がかかることもあります。
法令上必要な設備かどうか、また建物として停電時にどこまで備える必要があるのかを踏まえて、維持・改修を判断していくことが大切だと感じた現場でした。
非常用発電機の不具合・点検のご相談について
非常用発電機は、停電時に重要な役割を持つ設備ですが、今回のようにバッテリー劣化や制御系の不具合によって正常に起動しないことがあります。
当事務所では、キュービクルの月次点検・年次点検時の非常用発電機確認、不具合時の業者連携も行っています。
「発電機が正常に動くか不安」
「長期間点検していない」
「更新した方がいいのかわからない」
などございましたら、お気軽にご相談ください。

