今回は、年次点検の応援に行きました。
今回の設備は、
・低圧引き込み
・屋上に非常用発電機
・地下に分電盤
という構成になっています。
年次点検では、非常用発電機が正常に自動起動・停止するか確認するとともに、運転中の状態を記録しました。
非常用発電機の自動起動を確認
地下にある分電盤には、非常用発電機につながっているブレーカーがあります。
このブレーカーを「切」にすることで停電状態をつくり、発電機が停電を検知して自動起動することを確認します。
今回は依頼者の方が地下でブレーカーを操作し、私は屋上の発電機付近で待機しました。
私の担当は、
・発電機が自動起動するまでの時間測定
・運転中の各種記録
です。
事前に記録用紙を受け取り、測定する項目を確認しました。
放熱器の入口・出口温度を測定
記録項目を確認していると、普段私が使用している点検記録にはない項目がありました。
それが「放熱器の温度測定」です。
測定箇所を依頼者の方に確認し、今回は非接触温度計を使用して測定しました。
測定箇所は2箇所です。
・放熱器の入口
・放熱器の出口
【写真:放熱器入口】

【写真:放熱器出口】

発電機の運転開始後、それぞれの箇所の温度を測定して記録しました。
普段行っていない測定だったため、今回の応援作業を通して新しい点検方法を知ることができました。
最後に発電機の自動停止を確認
必要な記録が取れたところで、地下にいる依頼者の方へ連絡しました。
自動起動の確認時に「切」にしたブレーカーを「入」に戻してもらい、復電したことを発電機が検知するか確認します。
その後、非常用発電機が正常に停止することを確認しました。
自動起動から運転中の記録、自動停止まで無事に確認することができ、今回の試験は完了です。
他の技術者の点検方法から学ぶこともあります
自家用電気工作物の点検では、保安規程などに基づいて必要な点検を実施しています。
一方で、同業の電気主任技術者の方と一緒に仕事をすると、それぞれの経験をもとに独自の確認項目を追加していることがあります。
今回の放熱器の温度測定も、私が普段使用している点検記録にはない項目でした。
必要な項目をただ測定するだけでなく、これまでの経験から「この記録も残しておいた方がよい」と判断して点検項目を追加している方もいます。
応援作業では、このように他の技術者の点検方法を知ることができるのも勉強になります。
私自身も今回の経験を参考に、今後の点検内容や報告書について見直していきたいと思います。
自家用電気工作物の保安管理のご相談を承っています
安井電気管理事務所では、自家用電気工作物の保安管理委託業務を行っています。
神奈川県を中心に、横浜・湘南エリアや東京都内などで保安管理業務の受託経験があります。
自家用電気工作物の保安管理や、電気主任技術者の外部委託についてご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

