今回試験したのはNシリーズのリレーです。
このリレーには専用の試験用ジャックがありますが、
今回は2班に分かれて作業していたため、ジャックが使用できませんでした。
(試験用ジャックが1つしかないため)
そのため、リレーを取り外して受け側に直接配線して試験を行いました。
■ リレー本体(表)

■ リレー本体(裏)

■ リレー配線表

直流制御電源の確認が重要
このリレーで特に注意が必要なのが制御電源が直流(DC)である点です。
普段、中小規模の設備では制御電源が交流(AC)のケースが多いため、
直流の極性(+・−)の確認は非常に重要になります。
テスタでの極性確認方法
私が使用しているテスタは、測定モードによっては
+・−表示が出ないことがあるため、以下の方法で確認しています。
①
テスタのCOMに+側、もう一方に−側を接続
→「−DC110V」と表示
■ 直流確認(−表示)

②
テスタのCOMに−側、もう一方に+側を接続
→「DC110V」と表示(−表示なし)
■ 直流確認(+側判別)

この確認により
COM側=マイナス(−)
と判断できます。
リレー配線のポイント
今回のリレー配線は以下の通りです。
- 1−3:限時出力
- 1−5:瞬時出力
→ 3と5が渡り線で接続されていたため、試験機は1−3に接続 - 9−10:R相電流(10がコモン)
- 11−12:T相電流(12がコモン)
- 13:制御+
- 14:制御−(DC100/110V)
■ 試験配線完了(裏面)

試験時の注意点(実際に感じたポイント)
試験自体は問題なく進みましたが、
操作で少し戸惑う部分がありました。
整定変更のクセに注意
このリレーは
- つまみで整定値を変更
- 「整定完了」ボタンを押す
この操作をしないと変更が反映されません。
初見だと見落としやすいポイントです。
作業ボリュームと現場の特徴
今回の現場では
- OCRリレー:約20台以上
- メガー測定
- キュービクル内清掃
と、かなりの作業量がありました。
ゴールデンウィーク中は
このような大規模設備の年次点検が多く、
普段扱わない機器に触れる機会も増えます。
そのため、
- 配線確認
- 電源確認
- 相互確認(ダブルチェック)
を徹底し、機器を破損しないよう注意して作業しています。
まとめ|直流リレー試験は「極性確認」が最重要
今回のポイントは以下の通りです。
- 試験用ジャックが使えない場合は直接配線で対応
- 直流制御電源の極性確認は必須
- テスタの表示仕様を理解しておく
- 整定変更の操作方法に注意
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