OVGR(地絡過電圧継電器)の試験を実施しました
年次点検の応援で、OVGR(地絡過電圧継電器)の試験を実施しました。
OVGR(地絡過電圧継電器)は、地絡事故時に発生する異常電圧を検出する保護リレーです。
地絡事故時の設備保護や事故波及防止のために重要な機器です。
【写真:OVGRの外箱】

今回の設備では、OVGRの外側にある箱に「AC100V」の記載がありました。
しかし、リレー本体側を確認すると、「24VDC」の表記がありました。
【写真:OVGR本体】

この設備では、箱の内部で制御電圧を変換している仕様と思われます。
このように、表記だけを見て判断すると誤った電圧を印加してしまう可能性があります。
そのため、試験前には必ず本体表記や回路を確認してから作業を行います。
制御電源を確認して試験開始
受電盤内のブレーカーからAC100Vを投入すると、正常にリレーの電源が入りました。
【写真:AC100Vを入れるブレーカー】

今回は、トリップ信号が表面端子を経由するタイプだったため、比較的試験がしやすい設備でした。
X-l端子にトリップ検出配線を行い、さらに零相電圧変換器へ試験電圧を印加して動作試験を実施します。
【写真:トリップ検出を配線する箇所】

配線を外して組み替える必要がなく、試験準備も比較的スムーズに行えました。
OVGR試験で特に注意していること
OVGRのような保護リレーは、
- AC100V
- DC24V
- DC110V
など、設備によって制御電源が異なることがあります。
間違った電圧を印加してしまうと、リレーの焼損や故障につながる可能性があります。
そのため、弊社では試験前に、
- 本体表記
- 配線図
- 現場の制御回路
を確認してから作業を進めています。
普段あまり扱わないリレーであっても、事前確認を行い、安全第一で試験を実施しています。
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