戸上製SOG「LTR-P-DTQ6」の年次点検を実施|試験しやすい構造に改良されていました

横浜市内の1000kVA設備にて、年次点検で戸上製SOG「LTR-P-DTQ6」の点検を実施しました。

SOG試験の内容自体は従来機種と変わりませんが、試験準備がしやすいように改良されていることに気付きました。

P1・P2配線が取り外しやすい構造

従来の機種では、試験時にP1・P2の配線を端子台から取り外し、SOG本体へ接続する必要があります。

そのため、

  1. ネジを緩める
  2. 配線を外す
  3. 試験配線をSOG本体へ接続する

という作業が必要でした。

しかし今回点検したLTR-P-DTQ6では、P1・P2の配線がコネクタ方式になっており、ネジを緩めることなく抜き差しだけで脱着できます。

試験準備の手間が減るだけでなく、作業性も向上していると感じました。

通電中の試験準備による事故防止にも有効

PASのSOG試験では、停電時間を短くするために通電状態で試験準備を行う場合があります。

その際、P1・P2の制御線を取り外した状態で誤って短絡させてしまい、VTを焼損させる事故が発生した事例を聞いたことがあります。

弊社では安全確保のため、停電後に配線を取り外して試験を行っていますので、そのような作業は実施していません。

しかし、停電時間が限られている現場では、停電前にできる準備を進めたいという考えも理解できます。

今回の機種はP1・P2の制御線が露出しない構造になっているため、従来機種と比較して短絡事故のリスク低減にもつながると感じました。

メーカーによる改良を実感

最近では別の現場で、戸上製LTR-R-Dの微地絡検出機能を搭載した機種を見る機会もありました。

微地絡検出機能については別記事で詳しく紹介しています。

【平塚市】PASの微地絡検出機能を確認|戸上製LTR-R-Dの便利な保安機能

このように戸上製のSOGは、保安管理の現場で役立つ機能や点検性の向上が図られており、メーカーが継続的に改良を進めていることが感じられます。

実際に点検を行う立場としては、このような改善は非常にありがたいです。

まとめ

今回点検した戸上製LTR-P-DTQ6は、従来機種と比較してP1・P2配線の脱着が容易になっており、試験準備の作業性向上と事故リスク低減につながる構造になっていました。

普段の点検では気付きにくい部分ですが、こうした改良は現場の安全性や効率化に大きく貢献していると感じます。

弊社では自家用電気工作物の保安管理委託業務を承っております。

横浜市を中心に車で2時間圏内で対応しております。
東京都、千葉県船橋市、湘南エリアなどでも受託実績があります。

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