今回は、都内で実施された夜間の年次点検に、応援として参加しました。
担当したのは、過電流継電器(OCR)1台の試験と、コンデンサ保護回路のシーケンス試験です。
都内の夜間作業は駐車場探しも事前準備
現場は繁華街に近く、周辺の駐車料金が高かったため、早めに到着して駐車場を探しました。
近くを探し回り、現場から徒歩15分ほどの場所で、比較的安い駐車場を見つけることができました。
今回の利用時間帯では、現場近くの駐車場と比べて、料金は約5分の1でした。
【写真:駐車場の料金看板】

都内の現場へ車で向かう際は、駐車場からの移動時間も考えて、余裕を持って到着することが大切だと感じました。
オムロン製OCRの試験
今回試験を行ったOCRは、オムロン製でした。
【写真:過電流継電器本体】

この継電器には「動作ロック」ボタンがあります。
ボタンを押している間は限時要素をロックでき、瞬時要素は動作できる仕組みです。
瞬時動作電流の測定では、限時要素が先に動作するのを防ぐために使用しました。
この機能があると、限時要素の動作を抑えるために整定を変更する手間を減らせるので、試験が進めやすいと感じます。
コンデンサ保護回路のシーケンス試験
続いて、コンデンサの保護接点に連動して、VCS(真空電磁接触器)が開放することを確認しました。
【写真:コンデンサ本体】

今回のコンデンサには、内部の圧力上昇を検出する保護接点が付いています。
端子箱のカバーには接点図が表示されており、COM・NC・NOの端子を確認できます。
【写真:保護接点の端子箱カバー】

【写真:カバーに表示された接点図のアップ】

今回の設備では、正常時に閉じていて、保護接点の動作時に開く「b接点」側が使われていました。
試験では、必要な制御回路に補助電源を供給し、VCSを投入した状態で、b接点回路の開放を模擬しました。
その結果、VCSが開放することを確認できました。
これは、コンデンサ内部の圧力を実際に上昇させる試験ではなく、保護接点が動作した際に、接続された制御回路とVCSが連動することを確認する試験です。
コンデンサの保護接点にはa接点とb接点がある
コンデンサの保護回路では、設備によってa接点を使う場合と、b接点を使う場合があります。
a接点は、正常時には開いていて、圧力上昇による動作時に閉じる接点です。
一方、b接点は、正常時には閉じていて、動作時に開く接点です。
今回の接点図では、COM-NOがa接点、COM-NCがb接点にあたります。
どちらを使用するかは、接続先の警報回路や、開閉器を開放させる制御回路の構成によって変わります。
そのため、同じコンデンサの保護回路でも、毎回同じ方法で試験できるとは限りません。接点の表示と設備のシーケンス図を確認し、その回路に合った方法で試験を行う必要があります。
試験後は設備の清掃
担当した試験は、問題なく終了しました。
その後は、設備の清掃を行いました。
夜間の作業では、疲労や注意力の低下にも気を配る必要があります。誤操作や作業の取り違えを起こさないよう、一つひとつ確認しながら作業を進めました。
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