今回は、動力変圧器・電灯変圧器・LBSの更新工事を実施しました。
耐圧試験から停電操作、更新工事、送電まで一連の流れをまとめています。
同様の工事を検討されている方の参考になればと思います。
■ 今回の作業内容
・動力変圧器の更新
・電灯変圧器の更新
・LBSの更新
・耐圧試験
・停電操作・送電操作
■ 耐圧試験の準備(アース確認が重要)
耐圧試験を行う前に、まずアースが正常に使用できるか確認します。
アース測定を実施した後、以下の箇所にアースを接続します。
・変圧器本体
・変圧器二次側
・LBS架台
低圧メガーの同通確認モードを使用し、確実にアースが取れているか確認します。
ポイント
・試験用アース
・メガー確認用アース
2系統でアースを取ることで安全性が向上します。
■ 電圧印加側の配線と最終確認
続いて、電圧印加側の配線を行います。
・変圧器一次側
・LBS電路
配線後は以下を確認します。
・末端〜耐圧トランスまでの同通確認
・アース側との絶縁確認(短絡していないか)
問題なければ試験準備完了です。
■ 耐圧試験の実施
耐圧試験前にメガー測定を実施し、その後試験を開始します。
・耐圧試験 → 異常なし
・試験後メガー → 異常なし
問題なく完了しました。
■ 検相確認(ここ重要)
低圧動力回路の検相確認を実施したところ、
逆相を確認
更新工事では相の入れ替わりが起きやすいため、
必ず送電前に検相確認が必要です。

■ 停電操作〜作業開始
停電操作後、検電・放電を実施してから
各業者へ作業開始指示を出します。
今回は3社での作業でした。
・工事業者(変圧器・LBS取付)
・搬入業者(ラフター作業)
・当社(保安管理)
重要
作業開始は必ず保安側の指示後に統一
感電・短絡事故防止のため徹底します。
■ 変圧器更新時の重要チェック(タップ)
変圧器更新時は必ずタップ電圧の確認を行います。
・更新前:6600V
・更新後:6600V
基本は6600Vが多いですが、
稀に異なる設定もあるため注意が必要です。



■ 更新後の最終確認(アース同通)
全ての更新作業完了後に
アースの同通確認を実施します。
結果は問題なし。

■ 送電前の最終チェック
各業者から作業終了報告を受けた後、
・キュービクル内の最終確認
・工具・短絡接地の確認
を行い送電します。
その後、
・低圧回路の検相確認(再確認)
・ブレーカー投入
最終確認を行い作業完了です。
■ まとめ|更新工事は“段取りと確認”が全て
今回の作業は
・耐圧試験
・停電操作
・年次点検
・更新工事
・送電操作
と工程が多く、夜間作業でもありました。
その中でも重要なのは
✔ 作業開始の指示統一
✔ 検相確認
✔ アース・同通チェック
✔ 業者間の声かけ
一つ一つ確実に実施することで、
無事故で施工完了することができました。
■ 年次点検・更新工事のご相談はこちら
変圧器やLBSは経年劣化により、
重大事故につながる可能性があります。
・更新時期の判断
・耐圧試験
・点検の外部委託
お気軽にご相談ください。


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