
竣工試験の応援に行ってきました。
今回の設備は規模が大きく、変電所が4か所に分かれている現場でした。
私が担当した変電所の容量は約2000kVAです。
主な設備構成は以下の通りです。
- 変圧器:5台
- コンデンサ+リアクトル:2セット
- VCB:3台(受電用・所内送り用・予備)
- VCS:3台(変圧器系統2か所、コンデンサ系統1か所)
試験内容は以下の通りでした。
- 耐圧試験
- リレー試験(OCR×3台、DGR×1台)
- シーケンス試験
耐圧試験
最初に耐圧試験を実施しました。
VCBが3台あるため、他の変電所と接続されないように
開閉器の入り切り状態の確認を行います。
作業責任者からは
受電用DSのみ開放
VCBはすべて投入
という指示がありましたが、
単線結線図と現地設備の両方を確認し、問題ないことを確認してから試験を行いました。
また、VCSは操作電源がないと投入操作ができないため、
一次側と二次側を線で接続して投入状態を作ります。
耐圧試験中は、検電器を使用して
- 末端まで電圧が来ているか
- 試験対象機器に電圧が印加されているか
を確認しながら試験を進めました。
耐圧試験終了後はメガー測定を行い、
試験前と絶縁抵抗値に変化がないことを確認して試験完了です。
リレー試験
次にリレー試験を行いました。
OCRの動作時間試験では、
VCBとの連動試験を実施しました。
そのため、VCBトリップ用の電源を準備します。
この設備には
「VCB操作電源」用のブレーカーが設置されていたため、
- ブレーカーをOFF
- 補助電源AC100Vを投入
という方法でVCBトリップ電源と操作電源を確保することができました。
設備によっては
- VTから直接トリップ電源を取っている
- ブレーカーを経由していない
ケースもありますが、この設備は比較的試験がしやすい構成でした。
今回は新設設備のため、
リレー整定値の確認も慎重に行いました。
責任者からは
成績書の整定値に合わせてほしい
との指示がありました。
現状値と成績書の値に差異はありませんでしたが、
試験を行う際は相方と相互確認をしながら試験を実施しました。
DGR試験は電圧印加箇所が少し離れていましたが、
比較的分かりやすい位置にあり、問題なく試験完了です。
シーケンス試験
最後にシーケンス試験を行いました。
高圧・低圧の警報確認については、
普段行っている方法で問題なく確認できました。
今回少し珍しかったのが
変圧器に設置されているVCSの自動遮断・自動投入機能です。

試験準備として
- VCS操作電源にAC100V投入
- 対応している27リレーに補助電源AC100V投入
を行いました。
試験手順は
- 手動でVCS投入
- SWを自動に切替
- 27リレー電源消失 → VCS自動遮断
- 27リレー電源復帰 → VCS自動投入
という流れで動作確認を行いました。
あまり見ない方式でしたが、
線番確認などを行いながら試験を実施しました。
試験終了後の確認
すべての試験終了後は
- VCB状態の復旧
- リレー整定値の確認
- 配線の復旧
- スイッチの戻し
- 忘れ物の確認
などを行い、設備を元の状態に戻します。
まとめ
今回の設備は規模が大きく、
試験項目も多い現場でした。
このような設備では、
小さなミスが事故につながる可能性もあります。
今回は相方と作業を行ったため、
- 整定値の確認
- 配線確認
- 操作確認
などをお互いに確認しながら試験を進めました。
改めて、
2人でのダブルチェックの大切さを実感した現場でした。

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