年次点検と複数工事の同時対応
年次点検にあわせて、以下の作業を実施しました。
・VCT更新
・コンデンサ耐圧試験
・コンデンサ更新+PCB検査
・低圧メーター切替スイッチ更新
当日は、当社のほかに2社の工事業者が入る現場でした。
作業場所が交錯すると事故につながるため、事前に優先順位を設定して作業調整を行いました。
作業の優先順位
- VCT更新
- コンデンサ更新
- リレー試験
このように順序を整理することで、安全かつスムーズに作業を進めることができます。
停電前確認と安全管理
VCT更新を行うため、受電盤のVTTにて検相を実施しました。
結果は正回転を確認。
その後、当社にて停電操作を実施し、放電確認後に各業者へ作業開始指示を出しました。
複数業者が入る現場では、
「誰が停電操作・作業開始の責任を持つか」を明確にすることが重要です。
低圧メーター切替スイッチの不具合と更新
低圧盤のメーター切替スイッチに不具合がありました。
・操作部が外れている
・固着して切替不可
この状態では正確な測定ができないため、更新を実施しました。
■更新前

■更新後

月次点検での計測に支障が出る設備は、早めの対応が重要です。
コンデンサの耐圧試験も実施
今回の作業では、更新後のコンデンサに対して耐圧試験も実施しました。
耐圧試験は、機器の絶縁性能が確保されているかを確認する重要な試験です。
更新した機器でも、施工不良や初期不良がゼロとは限らないため、確実に確認を行います。
■耐圧試験の実施状況

試験電圧を印加し、規定時間中に異常がないことを確認しました。
コンデンサ更新とPCB検体採取
キュービクル内のコンデンサは2台ありましたが、
そのうち1台にPCB混入の可能性があるため更新と検査を実施しました。
PCB検査のためには、コンデンサに穴をあけて採油する必要があります。
この作業を行ったコンデンサは再使用不可となるため、更新が前提となります。
■コンデンサ取り外し

■コンデンサ穴あけ(採油)

■キュービクル内での固定

作業後は、キュービクル内で倒れないよう確実に固定しています。
復電と最終確認
作業完了後は、復電手順に従って設備を復旧しました。
・高圧側投入
・検相にて正回転確認
■検相確認
(ここに写真:検相)

その後、低圧ブレーカーまで投入し、正常復旧を確認しました。
まとめ|複数工事が重なる現場で重要なポイント
今回のように複数の工事が同時に行われる現場では、
・作業の優先順位の整理
・作業エリアの分離
・停電操作の責任の明確化
が非常に重要です。
また、お客様に事前にご協力いただき、
停電時間を長めに確保できたことで、落ち着いて安全に作業を行うことができました。
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早めの対応が事故防止につながります。


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