この日は引き込みケーブルの耐圧試験を実施しました。
依頼主は普段からよく一緒に仕事をしている同業の方で、今回の物件はその方の所有ではありませんが、工事業者から耐圧試験の依頼を受けたとのことでした。
測定器類は依頼主が用意することになっていました。
試験前に予想充電電流を算出するため、テスターで静電容量を測定し、その後、耐圧試験前の高圧メガー測定と配線の確認を行ってから耐圧試験を開始しました。
耐圧試験自体は順調に終了しましたが、耐圧後に行った高圧メガー測定で、測定値が耐圧前より大幅に低下していることに気づきました。
耐圧前は100GΩでしたが、耐圧後は50GΩを示しており、異常を疑って印加点の反対側も確認しました。しかし、目視では特に異常は見られませんでした。
使用した高圧メガーは針で測定値を表示するアナログタイプのものでした。
冬場の乾燥による静電気の影響で針の動きが悪くなっている可能性を考え、ウエスに水を含ませて測定表示部を軽く拭き、再度測定を行いました。
すると、測定値は100GΩを示し、問題ないことが確認できました。

結果として、耐圧試験は無事に完了しました。
冬場の乾燥する時期は、静電気の影響でアナログタイプの測定器の針が動かなくなることがあるため、事前の動作確認が非常に重要だと感じました。
普段使用している機材はほとんどデジタルタイプですが、借り物でアナログ測定器を使用する機会もあるため、今後は注意して使用していきたいと思います。
アナログ測定器にはデメリットだけでなくメリットもあります。
例えば、高圧メガーでケーブルを測定する際、
いわゆる「キック(充電電流の立ち上がり)」の挙動を
指針の動きで視覚的に確認することができます。
この動きにより、
ケーブルの状態や異常の有無を感覚的に把握できる点は、
アナログ測定器ならではの特徴です。
■ 耐圧試験・電気設備点検のご相談
・耐圧試験に不安がある
・測定結果の判断が難しい
・点検を外部委託したい
東京都内・横浜市を中心に、
電気設備の点検・試験を行っております。
お気軽にご相談ください。


コメントを残す