以前の記事でご紹介した、絶縁監視装置の異常が発生した現場の続報です。
以前の記事はこちらです。
「変圧器更新後に漏電警報が発報|Ior異常値の原因はCT不良?現場対応事例【相模原市】」
絶縁監視装置でIor(絶縁劣化による漏れ電流)の異常値が発報していた現場ですが、調査の結果、CT(電流検出器)の不具合の可能性が高いと判断していました。
今回、新しいCTが届いたため交換作業を実施しました。
【写真:更新したCT】

CT交換後にIor設定を再実施
CT交換後は、絶縁監視装置のIor設定を再度行います。
この現場は、
・電灯回路 1回路
・動力回路 1回路
それぞれを監視している設備です。
Ior設定では、対象となる低圧回路へ測定用の配線を接続し、絶縁監視装置側で設定作業を行います。
動力回路のIor設定
動力回路は三相回路のため、低圧回路へ3線配線して設定を行いました。
【写真:Ior設定中(動力)】

電灯回路のIor設定
電灯回路は単相回路のため、2線配線をして設定を行いました。
【写真:Ior設定中(電灯)】


今回の現場では空きブレーカーがあったため、安全に作業を行うことができました。
ただし、通電中の低圧回路へ配線を接続する必要があるため、接続箇所を十分に確認しながら慎重に作業を実施しています。
設定後は正常値に復帰
設定完了後に測定値を確認したところ、Iorの数値は正常な値に戻っていることを確認できました。
【写真:正常値に戻った測定値一覧】

今回の事例では、CTの不具合が原因だった可能性が高いと考えられます。
絶縁監視装置は、漏電や絶縁劣化の早期発見に役立つ設備です。
異常値の発報や原因不明の漏電警報がある場合、機器側の不具合が原因となっているケースもあります。
当事務所では、絶縁監視装置の取り付け・設定・異常時の点検対応も行っています。
電気設備のことでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

