湘南エリアにてPAS更新工事を実施しました。
設置年数は2011年、キュービクル容量は250kVA。
太陽光発電設備(10kW・自家消費)が設置されている現場です。
工事前確認
耐圧試験、SOG試験は工事業者に実施していただきました。
試験結果に異常がないことを確認後、検相を行い正相を確認しました。

太陽光設備(PCS)の停止措置
この現場は太陽光発電設備があるため、パワーコンディショナー(PCS)の停止措置を行いました。
メーカーに連絡をして停止手順を確認しています。
停止手順は以下の通りです。


・運転スイッチをOFF
・ACブレーカーをOFF
・DCブレーカーをOFF
今回は自家消費10kW規模の設備でした。
経験豊富なベテランの方からは、
「PCSを停止操作しなくても、通常の停電操作で問題が発生することはほとんどない。大規模な売電設備では停止した方がよい」
という意見も聞いたことがあります。
今回の規模であれば過度な心配だった可能性もありますが、停止手順は簡単であり、安全側の判断として停止操作を実施しました。
PCSはメーカーごとに操作方法が異なるため、事前確認が重要です。
操作手順を誤るリスクもあるため、ここは各主任技術者の判断になる部分だと思います。
停電操作および更新工事
PAS開放により全停電後、放電を実施。
安全を確認してから工事業者へ作業開始指示を出しました。
その後、PAS一次側停電を確認し、更新工事を開始。

約2時間で工事は完了しました。

送電前確認
送電前に高圧部分のメガー測定を実施します。
目的は
・地絡がないことの確認
・短絡接地の外し忘れ防止
です。
異常がないことを確認後、送電作業へ移行しました。
復電作業
高圧メガー終了後に送電。
低圧ブレーカー投入前に検相を確認し、正回転であることを確認。
その後、
・低圧ブレーカー投入
・ブレーカー二次側電圧確認
・PCS復帰
を行い、作業終了となりました。
今回の工事を振り返って
太陽光設備がある現場では、
・PCS停止の要否判断
・メーカーごとの操作手順確認
・停電時のリスク想定
が重要になります。
規模や用途によって対応は変わりますが、今回は安全側に配慮した措置を取りました。
主任技術者として、その現場に合わせた判断を積み重ねることが大切だと改めて感じました。

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